2011年7月31日日曜日

駄目な文房具ナイト 集まれ!文房具超人サミット! Vol.1

東京カルチャーカルチャーで行われた「駄目な文房具ナイト」に行ってきました。
今年は趣旨を変えて、ブングジャムのお三方も度肝を抜かれる超人という名のコレクターさんたち3人を交えて、サミットなる熱いイベントとなっていました。
下の会場ではしょこたんがライブイベントをやっていたようですが、こちらのイベントも大入り満員の大盛況。
ニコ生でも中継されて、この夏の文具イベントが封を切ったわけです。

20110730_001.jpg

東京カルチャーカルチャーの会場の様子です。
まだ始まる前で誰もいないように見えますが物販が人だかりになってます。
20110730_002.jpg
物販の様子です。
後で気付くのですが、とんでもないものが売ってました。。。
20110730_003.jpg
毎年イベントに合せた趣旨の飲食が販売されるという、のっけから魅せてくれます。
電卓コレクター藤村亜智さんのコラボおでん。「おでんたく」。
おでん。電卓。たくあん。と、3つもかかってますね。
20110730_004.jpg
次は、鉛筆コレクター赤青鉛筆さんコラボカクテル。「赤青鉛筆」。
20110730_005.jpg
混ぜるとこうなります。
味は言い表せないのですが、「かき氷」味です。他に言い表せないのですみません。
もう一品、消しゴムマニアさんのこらぼカクテルの写真は撮影出来ませんでした。。。
20110730_006.jpg
その赤青鉛筆さんこと、合田さんです。
帽子に赤青鉛筆が縫われてます。なんともお茶目ですね。
20110730_007.jpg
と、前段が長くなりましたが、ここからイベントが始まります。
なにせ開場から1時間もあったので。
大音量の大歓声の中ブングジャムのお三方の登場です!
左から、他故壁氏さん、きだてたくさん、文具王。
毎度面白なTシャツしこんでくるのですが、イベント中の突っ込みが無いのが寂しいところ。
20110730_008.jpg
まずは場を盛り上げるということで、きだてさんが駄目な文房具を披露です。
これはお寿司のボールペン。何が駄目かといういうと、回るのです。皿の方が。
回転寿司ならぬ回転皿のボールペン。
20110730_009.jpg
関西版のセキュリティスタンプ。
もう、言葉攻め。見るな!って言われても。これなら方言違いでたくさんの種類がありそうですね。
20110730_010.jpg
カスタマイズペンの説明書だそうです。
もうキャラの駄目っぷりが良い感じです。
ちなみにロシアから来たらしいですが、もう人じゃない気が。。。
20110730_013.jpg
毎度おなじみ。きだてさんが大好きなのでしょうかね。
これ鉛筆削りなのです。
左目に鉛筆を挿して削るのですが、もうその時点でホラー感満載。
しかし、削ったカスがどこにいくのか??
見えないのですが、後頭部にボタンがありまして、それを押すと、口から舌と同時に出てきます。
もう恐怖過ぎて駄目を超えてしまっている気がしますね。
ちなみに「夕焼けロケットペンシル」あさのゆきこさん著の漫画にも登場してます!
20110730_014.jpg
ここからいよいよ文房具超人が登場します。
なのですが、ちょっと長くなりましたので、エントリーを分けようかなと思います。
このあと、トンでもなコレクターが出てきます。
・消しゴムコレクター:消しマニさん
・電卓コレクター:藤村阿智さん
・鉛筆コレクター:赤青鉛筆さん
コレクターとだけ聞いてしまえば、所有数がとんでもないというイメージでしたが、みなさん拘りと愛情をもって収集されているのが分かりました。カテゴリーがしっかりとしていて、駄目なものも認めて愛しているんだって。
このワールドに引き込まれてしまいました。
ということで、続きは近々。

2011年7月21日木曜日

[ 追記あり ] 真夏の文房具イベント

2011.08.06 イベントを1件追加しました。

文房具女子/彩織さんが送る「トラベラーズノートを愛でる会」
詳細は下に記載しておりますので、是非!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


この夏、貴方のハートを熱くして、懐事情を寒くするイベント盛りだくさん。
文房具系雑誌が乱発されてる昨今ですが、この夏はイベントも乱発されるようです。
そうなんです。クルンデス。ヤルンデス。
東京都内が文房具一色になるイベントが目白押しです。
どこに行こうかなんて迷う前に全部行けば良いんです。イインデス!
抑えきれていないイベントもあるかもしれませんが、自分で把握しているところを
掲載していきたいと思います。
予定があれば全部に参加したいとろですが。
参加したものがあれば今後レポートして行きたいと思っております。
それでは参りましょう。

20110720_001.jpg

・2011/07/30(土)
駄目な文房具ナイト「集まれ文房具超人サミット」
主 催:ブングジャム(きだてたく高畑正幸他故壁氏)
ゲスト:消しマニ藤村阿智赤青鉛筆
会 場:東京カルチャーカルチャー
時 間:18:00 - 09:00:00 PM
詳しくはコチラ
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_110622203589_1.htm
[ BLTからの一言 ]
東京カルカルで行われるブングジャムのトークイベント。前回は病気で参加できません
でしたが、Ustで中継がなされたりと話題性ありありです。駄目な文房具をこれでもか
ときだて氏が、的確な解説の文具王が、冷静に見守る他故氏が。
今回は趣旨が変わって「文房具超人サミット」。まさにキン肉マン世代よろしくな
ネーミングに生唾ごっくんなイベント必至。超絶コレクターのトークに引き込まれ、
そっちの世界にも引き込まれてしまうのかも?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・2011/08/14(日)
文具フェス
第一部:自分史上最高の文房具ができるまで
第二部:イロイロブングナイト
主 催:6次元文房具女子/彩織
ゲスト:筆記具改造マニア/isu
司 会:宇田川一美(雑貨デザイナー)
[ギャラリー]
出張 中村文具店 → http://nakamura-bungu.com/
出張 螢窓舎 → http://blog.keisosha.com/
詳しくはコチラ
http://ameblo.jp/bumbougujoshi/entry-10958030635.html
[ BLTからの一言 ]
文具関連の雑誌に数多く登場しまくる素敵文房具女子の彩織さんと荻窪の6次元さん
のコラボイベントがこの夏堂々開催決定!なんと二部構成でみっちり夜まで文具漬け
にしてくれちゃうみたいです。
トークイベントには私のお師匠様であります筆記具改造王のisu氏、司会には雑貨デザ
イナーであり数々の著書を出版されております宇田川一美さんが。
そして文具店の出張ギャラリーあり。武蔵小金井に構える中村文具店と、田端に構える
螢窓舎さんがダブルで。素敵な文房具との出会いがありそうです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・2011/08/20(土)
シンジュク・ブングジャム
主 催:ブングジャム(きだてたく、高畑正幸、他故壁氏)
会 場:新宿区立新宿歴史博物館 講堂
時 間:12:30 - 04:30:00 PM
※イベント後に懇親会があります
詳しくはコチラ
http://kokucheese.com/event/index/14086/
[ BLTからの一言 ]
今年もついにこの季節がやってきたか。去年の世田谷から新宿に場所を変えて
ブングジャムのお三方が大いに話しまくるトークイベントです。
ISOT関連の情報をこれでもかと言うくらいに紹介してくて、次に来るのはこんな
文房具だみたいな、もう新商品が待ち遠しくなるのは必至。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・8~9月
東京文具通(仮題)
主 催:ステーショナリープログラム
※その他情報はすべて未定です
詳しくはコチラ
http://sprg.jp/2011/07/09/661/
[ BLTからの一言 ]
ステーショナリープログラム主催の和田哲也さんが送るトークイベント。
詳細は未定なようですが、多分ゲストと出張カフェなんかがある予感。
これからの発表が待ち遠しいです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・2011/09/24(土)
→トラベラーズノートを愛でる会
主催:旅屋文房具女子/彩織ナカガメロン
会場:旅屋 ~旅を感じる文具雑貨店~(中野)
時間:10:00 - 12:00:00 AM
詳しくはコチラ
http://ameblo.jp/bumbougujoshi/entry-10973705872.html
第一回目の様子はコチラ
http://fotologue.jp/travelersnote-lovers/#/13889348/14029936
[ BLTからの一言 ]
第一回目が好評だったとの噂を嗅ぎ付けて、自分も使用しているトラベラーズノートを
どう使っていくのか悩んでたのですが、どうやら参加者全員女子だったとのこと。。。
はい。女性の方が愛好家が多いののでしょうか?
この夏(いや、もう秋迫ってますけど)2度目の登場。素敵文房具女子こと彩織さんの
お送りするイベントです!
長年使い込んでます、興味あるけど、使ってるけどみんなどうなの、カスタマイズしたい。
そんなお悩みから共通話題までをみっちり2時間。
アナタもトラベラーになるべし。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ざっと上げただけでも4件ありますし、もしかしたらこれからも増えてくるかもしれませんね。
どれも話題性もあって内容も魅力的です。
個人的な予定があえばどれも参加して行きたいと思っております。
現地でお会い出来た際にはよろしくお願いします。
イベント主催のみなさま、暑い中頑張って下さい!

2011年7月18日月曜日

肥後守

肥後守 竹虎ナイフ ¥50(実売価格)

先日のとあるプチイベント「京成線沿線の文房具店巡り」の際に収穫した肥後守です。
「ひごのもり」ではなく「ひごのかみ」と読みます。
一般的なボンナイフと同様、鉛筆を削るのためのツールです。

20110717_001.jpg

��900年代には製造が開始されていたと言われているこのナイフですが、構造も単純であり、部品も少ない事から安価で製造出来るとして普及されたようですが。
やがて鉛筆を削る道具として子供を中心に使われるようになったのですが、鉛筆削りやカッターナイフの普及に伴い急速に収束。そして「刃物をもたない運動」に押されるように殆ど姿を消してしまったそうです。
さっそく箱を開けてみました。
20110717_002.jpg
D.X.ってのは「デラックス」という意味なのでしょうか?
20110717_003.jpg
開いてみました。
刃渡りは6cmくらいでしょうか。
ボンナイフは剃刀のような刃ですから、肥後守は刃が厚く見えます。
20110717_004.jpg
そのボンナイフと比べてみました。
ボンナイフが随分と小さく見えますね。
20110717_005.jpg
鉛筆を削らなくては始まらないので、さっそく削りだしです。
お相手はITOYAオリジナル鉛筆さんです。
20110717_006.jpg
こんな感じで削り終わりました。
20110717_007.jpg
いまでは鉛筆削りが普及し過ぎて、自分でナイフを使って「ケズル」という行為が減ってしまいました。
個人的には何かに集中して作業を始める前などに、鉛筆を削り意識を高めることをしています。
いわゆる精神統一というような少し儀式めいた作業なのですが、これは鉛筆削りでは駄目なのです。
やっぱりナイフで一本づつ削って集中して行く事ができるみたいなのです。
何かを生み出す時にはやはり鉛筆の方が良いですね。
ざっくりと何かを書き出したり、ラフなデッサンなんかを描くにはちょうど良い。
ナイフ話から少しそれましたが。。。
今では収集家がいる程のこの肥後守。
街中で売っている事など殆どないのかもしれません。
自分が見つけたのは一般的な文房具店ではなく、卸がメインのお店でした。
こんな感じで、古き良き文房具店の片隅に眠っているかもしれない肥後守。
その変わらない姿と、完成されたデザイン。
これからもそのままでいて欲しい一品です。
そしてこのままの形で、まだまだ使って欲しいものだと思います。
詳しくはコチラのサイト「肥後守博物館」に書かれております。
勝手にリンクして申し訳ないです。

2011年7月11日月曜日

NEWMAN 2色シャープペンシル

先月とあるイベントで訪れた北区の文具店で発見しましたNEWMANの2色シャープペンシルです。
正確には発見したというか、発見していたのを横取りしたといいますか。
先日紹介した4色シャープペンシルと同じで、現在は廃盤になっており、なかなかお目にかかれない
品物なので、大変嬉しい限りです。

20110710_001.jpg

シルバーとブラックのシンプルな軸なのですが、どことなく懐かしい雰囲気があります。
自分の小さい頃はこのような機構の2色ボールペンというのは多く見かけた記憶がありますが、最近では
なかなか見かける事も出来なくなってしまい非常に残念です。。。
軸の中央に赤と黒の●があります。
この方向に黒軸の部分を●の色の方向に回転させる事で、その芯が繰り出される機構になっています。
20110710_002.jpg
クリップ部分。この微妙な角度も味がある感じがしちゃいます。
20110710_003.jpg
まずは赤を繰り出してみました。
20110710_004.jpg
次は黒を繰り出してみました。
20110710_005.jpg
クリップ部を引き抜くとまずは消しゴムが出てきます。
この辺の機構はどんなものでも付いていて欲しいものですね。
さらに消しゴムを外すと替芯がどっと出てきます。
芯本体が短いからこそ出来る機構ですね。
20110710_006.jpg
これ以上外すのが出来なかったのですが、口金部分を外してみました。
��色の芯が一応見えてます。
片方に回せば、グリグリと芯が出てくる。もう片方に回せば別の色芯が出てくる。
一方通行のように芯が出てきては、そのまま伸び出てくる。
そんな機構がたまらないですね。
20110710_007.jpg
まだまだこのような機構の芯シャープペンシルはあると思いますが、そんなもが少しでも見つけられれば
嬉しいのですが、実際にはなかなか見当たらないのが現実です。
町に埋もれてしまいそうな小さな文房具店を探してみては、いろいろ話を聞いてみたい。
そんな最初の一品に出会った気がします。

2011年7月3日日曜日

rethink "Lim Pen Sleeve"

rethink "Lim Pen Sleeve" ¥9,975

写真を見て頂ければ分かると思いますが、このペンケースでは筆記具が3本しか収納出来ません。
大量に持ち運びたいたいひとには決して向かない、最低限まで減らしたのがこの"Lim Pen Sleeve"だと思ってます。
��本では心もとない、かといって大きなペンケースも持ち運びたくない、そんな方にはピッタリ。

デザインとして一切の無駄を削ぎ落とした最終系
一般的なペンケースでは多くても10本くらいの筆記具が入るようなファスナーの付いたものではないでしょうか?
このペンケースにはファスナーが見当たりません。ではどうやって持ち運ぶのか。。。

20110702_001.jpg

筆記具同士がぶつかるのが嫌なので、シース型というのが理想ではあったのですが、最低限の本数は確保したい。
そんな矛盾を解消してくれたのがこのペンケースだったのです。
"rethink"の印がカッコいいです。
20110702_002.jpg
こんな感じで机の上で使えばペントレーとしても機能します。
20110702_003.jpg
ペンを収納してみます。まずは2本。
��本目を挿すのは、左右に広がっている耳をくるっと巻き込むように丸めると、穴が立て一本に繋がるようになります。そう、ここに最後の1本が挿せるようになります。
凄い機能美だと思います。一切の無駄を省いたらという見本にもなりうる。もうコンセプトデザインがそのままペンケースになりましたというようなものなのだと見えます。
20110702_004.jpg
最後の1本を挿して完全に留まっている状態です。
そう。ペンが留め具の代わりになっているのです。
20110702_005.jpg
別角度から撮影してみました。フォーカスは留め具の方に合せています。
筆記具が入るとまっすぐになってまた綺麗に見えますね。
20110702_006.jpg
筆記具で留めることによって持ち運びが出来るような形になっているわけですが、実はこの状態でも筆記具を取り出す事が可能なのです。どこに何が入っているのかが3本という制限がある事によって瞬間的に取り出す事が出来るのです。よけいなファスナーが無いのは機動力が高いですし、目的の筆記具が見つからないってこともないわけです。
"Lim"とは"less is more"の略なんだそうです。
「簡素な意匠など必要最小限の仕様で、より豊かで独自な使い方ができるようなコンセプト」
革を縫い上げただけなので、ここまでスッキリでシンプル。
最低限の本数しか持ち運べないので、自分のお気に入りの1本 +αを選んで持ち歩くのが良いですね。
20110702_007.jpg
��本くらいの重さならスーツのポケット入れて運んでもそんなに気にならない重さだと思います。
直接ポケットに入れてしまうとぶつかったり、落としたりが怖いですけど、コレに入っていればそんな可能性は思いっきり下がりますね。
自分が使いだ始めたのが最近なので、まだまだ見えてない魅力があるのかもしれません。
ここからじっくりお付き合いの出来るペンケースに出会ってしまった。
そんな感じで毎日鞄から出すのが楽しみになっています。
いま現在は、
・Lamy2000 4色ペン
・Pelikan スーベレーン M400
・五十音 ミミック
を入れてます。
まずは初期のセットですが、今後変わって行くのかと思います。
どれもお気に入りですが、無くさないように気を付けます。